ミハエラと申します。現在は茨城県つくば市に住んでおり、ルーマニア語/英語を教えます。また翻訳・通訳の依頼もお受けいたします。


by Mihaela_Romania

黒の教会

  先日の投稿記事に出ていたブラショフの「黒の教会」をもう少し詳しく紹介しておきたいと思います。ルーマニアを訪れた多くの方々はもうすでにこの教会を見た事があると思いますが、これから訪れる方にとって役に立つことが書ければいいなと思います。 
  
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  ブラショフの町の中に目立つ教会で、見落とすことがないでしょうね。旧市街では一番高い建築物に当たるのではないでしょうかとまで思います。だって、トゥンパ山の頂上から見ても、すぐ分かるんですから。 その高さが65mもあると言われています。上の写真はトゥンパ山の頂上へ上がるケーブルカーの中から見下ろしたものです。
  トランシルヴァニア地方で最大の後期ゴシック教会だと思われています。
  
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  14世紀後半から100年近くかけて(1385年から1477年まで)建てられたルター派(プロテスタント派)の教会です。ミサは現在でもドイツ語で行われています。この地で最初にドイツ語でミサをしたヨハネス・ホンテルス(JOHANNES HONTERUS)の像が教会の敷地に建っています。
  
  黒の教会とはちょっと名前が変ですが、これは17世紀にブラショフの街がハプスブルクの軍隊に攻められて、当時の火事でここの教会も焼けてしまいました。外の壁が黒焦げになったことから「黒の教会」と呼ばれるようになりました。でも正式名称は違います。建てられた当時は聖マリア教会として建立されました。現在は何回も修復を重ねて、外壁がもうそんなに黒くないでしょうね?

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 教会の中には、1839年製の4000本のパイプと4つの鍵盤を備えたルーマニア最大のパイプオルガンがあります。写真で見えているようにとても素敵なパイプオルガンですが、その荘厳は調べがほかでは聞けないかもしれません。夏の夕方にはパイプオルガンのコンサートが行われ、外にいてもその響きが聞こえてきます。みんなさんも聞きたいですね?

  また内部には、左右の壁に15~18世紀のオリエントカーペットの100枚以上が飾られています。これはルーマニアでは一番大きなオリエント絨毯のコレクションです。
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by mihaela_romania | 2005-09-17 02:14